その186 恵みの上に恵みを

2019.01.06

ヨハネの福音書 1章14-18節

今年一年、私たちはこの御言葉を掲げて参ります。

ヨハネはキリストがどのような方で、私たちにとってどのような存在なのかを明らかにしています。

1、私たちはキリストの命を持っている。

 世にあるもの全てを創造されたキリストが、私たち人間のために、「ことば」としてこの地上に生まれてくださいました。命は全てこの方にあり、この方から生まれます。そして私たちはこの方と個人的関係(絆)を持つことができます。

12 しかし、 この方を受け入れた人々、 すなわち、 その名を信じた人々には、 神の子どもとされる特権をお与えになった。

キリストを信じるということは、すなわち、この方にある無限の命を、自分のものとすることです。それは単に心臓が動いているとか、肺で呼吸しているというものではありません。神様が持つ根源的な命と力を持つということです。この命は私たち人間がこの地上でなそうとする全ての領域において、無限の可能性を与えるものです。

 今年私たちは、このキリストの命を持つ者として歩んで参りましょう。私たちは、仕事、勉強、健康、人間関係など、色々なところで、課題を与えられています。困難のときもあるでしょう。しかし、キリストの命に与る者は大丈夫です。しっかりとキリストにつながり、無限の命を体験する一年としましょう。

2、私たちはさらに恵みを受けることができる。

 恵みとは、受ける資格もない者が、神様から無条件に好意を受け取ることです。私たちは、何の資格も能力もないのに、一方的に神様に愛され、赦され、命をいただきました。「恵みの上にさらに恵み」という言葉は、私たちがキリストの命を自分のものとし続けるならば、既に受けている恵みに留まることなく、さらに新しい恵みを体験することができることを教えています。

 今年も私たちは、キリストの命によって生かされている恵みを土台として生きましょう。人間の目から見てどんなに豊かに見えたとしても、キリストの命を持たない者は、やがては枯れて、消えてゆく存在にすぎません。しかしキリストの命を保つ者は、どんなに小さく、貧しく見えたとしても、内側から溢れ出る命の力によって、どんな状況の中でも神様の栄光を見ることができるのです。一人一人がキリストとしっかりつながり、この方から一方的に流れる命によって、恵みの上にさらに恵みを受ける年となりますように。

まことに、 私のいのちの日の限り、 いつくしみと恵みとが、 私を追って来るでしょう。 私は、 いつまでも、 【主】の家に住まいましょう。詩篇23:6

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