2021.04.25
マルコによる福音書9章14-29節
私たちの人生には、思うとおりにいかないこと、解決不可能に見える問題が起こります。そのようなときに、私たちはあきらめるしかないように思えることがあるのですが、実は私たちには選択の余地があるのです。問題は何を選び取るかです。
今日聖書が私たちに教える重要なメッセージは
クリスチャンの人生の問題は信仰の問題 ということです。
聖書の大きなテーマは、神様を信じる者は、どんなことがあっても、最後は守られるという保証が与えられているということです。
弱い人、小さな人でも、神様によって強くされ、人生の困難を乗り越え、奇跡が起こり、神様の勝利を見ることができた。そのような話で埋め尽くされているのが聖書です。
そのために必要なものは何でしょうか?それが信仰だと聖書は教えているのです。他のものは何も求められません。スマートな頭脳だとか。財力だとか。優れた容姿などは必要ない。ただ「神様お願いします」という信仰だけが人生を諦めない鍵だと言うのです。
この父親は当初、自分の息子の問題のことでイエス様に近づきました。しかしイエス様との対話のなかで、徐々に彼の問題が息子ではなく、自分の信仰の問題であることがあきらかにされます。
24節「信じます。不信仰な私をお助けください。」
私たちクリスチャンにとって、人生を諦めないということは、信じることを諦めないということです。信じることを諦めないとうことは、神様を諦めないということです。神様が必ず助けてくださるということを、最後まで信じぬくのです。
そうするならば、神様も私たちを諦めません。私たちの信仰に応えてくださいます。
大切なことは謙遜です。「信じてやるよ」「私は大丈夫だけど」という態度ではいけません。神にひざまずき、「信じさせてください。自分は弱い者です。でも助けてください」とすがりついたとき、神様の奇跡が始まるのです。
私たちの問題は、私たちの外側にあるのではなく、内側にあります。
「信じる者にはどんなことでもできるのです」というイエス様の言葉を信じきれるかどうかが鍵です。
一度しかない人生、信仰生活です。どうせ信じるなら大きな神様を信じましょう。何でもできるという信仰を持ちましょう。
どんなことがあっても諦めないで、信仰の勝利を見させていただきましょう。
今週の暗証聖句
信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。 ヘブル11:1