2016.12.11
ガラテヤ人への手紙4章4-7節
アドベント、降誕節の3週目ですが、今日もクリスマスとは私たちにとってどういう意味があるのか、ご一緒に考えてみましょう。
1、神様が歴史を支配しておられる。
今年も色々なことがありましたが、大切なことは、今世界で何が起こっているとしても、そしてこれから何が起ころうとしているにしても、私たちの信じる神様がこの歴史を支配しておられると言うことです。イエス・キリストの誕生が、クリスチャンだけでなく、世界中の人たちに大きな影響を与えているという一つの大きな証拠があります。それは私たちが普段使っている西暦です。イエス・キリストの誕生の一週間後を0年の正月と定め(実際は4年ほどずれているのが後で分かりましたが)、そこから数えられているのが西暦何年と言う年です。歴史というものが、イエス・キリストの誕生の前と後ろで区切られていることがわかります。
私たちには先が見えませんね。来年何が起こるのか。いや明日自分の身に何が起こるかさえも分からないのが私たち人間です。色々なことで不安になりやすいのは当然です。
しかし私たちには不安に勝る希望があります。この世界の歴史を支配している神様が、私たちの味方だと言うことです。この神様を信じていきましょう。
2、神様のときがある。
イエス様は偶然生まれて、偶然死なれた人なのでななく、神様の時に、神様のやり方で、この地上に来てくださった救い主です。
「時が満ちて」と言う言葉には、キリストの誕生は、神様の時だった。神様がこの時、今から2000年前に生まれるように定めておられたと言うことが宣言されています。
400年以上も預言者は現われず、神が沈黙されているように見えた時代に、神様は着々とイエス・キリスト誕生の準備をされていた。のです。
この1年を振り返った時、ある人には後悔があるかもしれません。ある人にはやりきれない悲しみがあるかもしれません。しかし全てのことに神様の時があるのです。
人間にはどうにもならないことも、神様が最善の時に、最善のことをしてくださるというのが、信仰者の強さです。
3、神様を信じるときを逃さないようにしよう。
イエス・キリストの誕生の目的は、信じる者を神の子とするためです。どんなことにも、神様の時があると申しましたが、この神様を信じて神の子どもとされることにも時があります。私たちは自分で親も子も選べません。しかし、養子は、親がこの子を自分の子にしようという意思がなければなりません。神様は、あえて私たちを、イエス様を信じる信仰によって、自分の子としようと決意してくださったのです。それまでどんな人生を歩んでいようが、どんな問題を抱えていようが、イエス・キリストを自分の救い主と信じるならば、神様は喜んで、「あなたは私の子供だ。もう大丈夫だ。何があってもあなたから離れない。あなたを護る。」と言っていただけるのです。
クリスマスにはこのような意味があります。この神様を信じましょう。
しかし、この方(イエス・キリスト)を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。 ヨハネ1:12