2024.09.01
ネヘミヤ11-13章
エズラ・ネヘミヤ記は私たちの信仰生活の中心が何であるべきかを示しています。
1、すべての神の業は人の心からはじまる。
聖書には海が分かれたり、城壁がくずれたりといった大きな神の御業がたくさん記されています。しかし神様の業はすべて人の心から始まります。この2書簡で起きた神の御業も、クロス王、ゼルバベル、エズラ、ネヘミヤといった人々の心のうちから始まっているのです。それが何もないところから、大きなことをなされる神様の方法なのです。
神様は今も、同じやり方をなさいます。何も持っていない私達の心から、偉大な御業を始められ、多くの人に影響を与え、救われようとなさるのです。神様が私たちに与えてくださる「思い」を受け止めましょう。人間には不可能に見えたとしても、神様がそれをさせてくださいます。
2、神の霊が成し遂げる。
人の心からはじまった神の業は、そんなに簡単には実現しません。必ず妨害や困難に直面します。神殿再建工事も13年間中断しました。その時神はハガイとゼカリヤという預言者を通して「私の霊」が完成させるのだと宣言されたのです。イスラエルの民たちは、この2書簡のなかで、神殿の完成、礼拝の再開、聖書の再発見と朗読、城壁修理工事の完成など、様々な神の完成を見ることができました。それらはすべて神の霊による働きだったのです。
私たちの心に生まれた神の業も同じような困難にあいます。時には挫折、失敗を経験することもあります。しかし、必ずや聖霊が完成させてくださいます。このことを信じ続けましょう。
3、大切なことは神様との関係の回復
ここに記されている神殿の完成、礼拝の再開、聖書の再発見と朗読、城壁修理工事の完成などは、すべて目に見える表向きのことにすぎません。神様の本当の願いは、これらの背後にあるご自身との関係の回復にあります。
キリストを信じ、「聖霊の宮」となった私たちは、御言葉と祈りによって、神様との関係を維持し、強め、前進してゆく必要があります。日々の神様との交わりを大切にしましょう。
4,次の世代のために
この2つの書が最後に教えていることは、次の世代のために考え、働くことの重要性です。神様を悲しませ、裁きを受け、祖国から離れなければならなくなった民たちは、もう二度と同じ過ちを繰り返さないように、礼拝、神殿に仕える者たちのこと、生活習慣や家族のことなど、次の世代のために大切なものを残そうとしたのです。
キリスト教会も同じように、次の世代のために考え、働き、継続されてきました。私たちも次の世代に良きものを残すことを考えてまいりましょう。やがて日本のリバイバルという大きな神の御業を体験する教会となるよう祈り、励んでまいりましょう。
暗証聖句
神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださるのです。 ピリピ2:13