2023/10/15
2歴代誌 20章11-20節
この時ユダの国はヨシャパテ王が治めていました。ある時この国に、絶体絶命のピンチがやってきます。モアブとアモンの大軍が、攻め上ってきたのです。その時ヨシャパテ王がしたことはたった一つでした。何と彼は、自分たちの軍隊の前に合唱団を置いて、主に賛美させたのです。するとユダの兵士たちが戦う前に、主の軍隊が代わりに戦い、勝利が与えられたと、聖書は教えています。
私たちはここに賛美の持つ力を知ることができます。
1、 賛美は私たちの恐れを取り除く。
ヨシャパテ王初め、ユダの国の人々は、本当は恐ろしくてたまらなかったに違いありません。彼らは震え上がっていました。しかし、敵の前で主を賛美することによって、その恐れを吹き飛ばしたのです。
私たちの信仰生活にも戦いがあります。「もう無理だよ。お前は終わりだよ。神様はお前なんか助けないよ。」そういう恐れの声が、神様を信頼することを妨げます。神は聖書を通して何度も、恐れてはならない、と私たちに教えているのです。私たちが主に賛美を捧げる時、恐れが吹き飛びます。私たちの恐れを締め出す、この賛美の力をこれからも感謝して、喜んで賛美し続けていきましょう。
2、 賛美は私たちに勝利を約束する。
ユダの兵士たちは、いつ勝利を得たのでしょうか。実は、主を信頼して、賛美したその瞬間に、神様は勝利をユダに与えられていたのです。戦いの前に、神様は勝利を与えられました。何故ですか。それはユダの兵士達が、主を信頼して、賛美したからです。戦いで勝利する前に、彼らはすでに「主に感謝せよ」と歌ったのです。
私たちクリスチャンにもたくさんの戦いがあります。誘惑にさらされたり、家族や友達から信仰のために迫害されることもあるかもしれません。しかし、私たちが自分に目を向けるのではなく、主に目を上げて、賛美する時、主は私たちに勝利を与えてくださるのです。何故なら、私たちは自分の力で戦うのではなく、主が戦ってくださるからです。賛美を通してもたらされる勝利を信じましょう。
3、賛美は私たちを一つにする。
私たちが捧げる賛美は、私たちを一つにする力があります。自分達より大勢の敵を前にして、ユダの人々は団結しなければなりませんでした。もし皆が弱気になって逃げ出してしまったら、軍隊はめちゃめちゃになってしまいます。どうしたでしょうか。彼らが歌った賛美が、彼らを団結させたのです。「我々一人一人は弱いかもしれない。でも私たちががっちりとスクラムを組むならば、絶対敵にこの町を滅ぼさせるようなことはしない。」彼らはそのような気持ちで、賛美したのです。すると、彼らの中に団結が生まれ、彼らの心が一つとなり、そこに神様が訪れてくださったのです。
私たちはさらに一つとなって神をほめたたえ、勝利する教会、信仰者となりましょう。
暗証聖句
正しい者たち。【主】にあって、喜び歌え。賛美は心の直(す)ぐな人たちにふさわしい。立琴をもって【主】に感謝せよ。十弦の琴をもって、ほめ歌を歌え。新しい歌を主に向かって歌え。喜びの叫びとともに、巧みに弦をかき鳴らせ。まことに、【主】のことばは正しく、そのわざはことごとく真実である。詩篇33:1-4