その235 救いの船

2022.07.14

創世記6:9-22                       

 罪の入り込んだ人類は、神の目に悪を積み重ね、とうとう神は世界を一度滅ぼすことを決められました。しかし「正しい人」ノアを見られ、彼とその家族に裁きを逃れる唯一の道である「方舟」建設を託されました。

ノアは最後まで信じぬいた。

ノアは神の言葉によって自分の目がまだ見ていないものを確信し、最後までそれを信じ抜きました。何故ならノアは神と個人的な関係を持ち、神がいつも自分に最も良いことをしてくださるという信頼を持っていたからです。多くの人々が彼らのしていることをあざ笑い、馬鹿にしたことでしょう。しかし彼は神に対する従順を貫き、託されたことを最後までやり遂げたのです。

私たちもまた、「救いの船」に乗るために同じ信仰を求められています。まだ見ていない天国を、神の言葉をひらすら信じて、途中でどんなに多くの反対にあっても、信仰を挫けさせようとされても、信じ抜くことが大切です。神との絆をしっかりと持ち、それを保ち続けましょう。

ノアは協力しあった。

ノアは1人で方舟建設をやったのではなく、自分の妻と3人の息子たちとその妻らと協力して船を作りました。チームでやるゆえの強みもあったでしょうが、ちょっとした人間関係のトラブルもあったかもしれません。そのことさえも、洪水の後の新しい世界を作るための準備と訓練だったと言えるでしょう。

私たちクリスチャンも今「救いの船」である教会を建て上げています。皆で協力し、奉仕し合い、祈り合い、励まし合って、1人でも多くの人がこの「救いの船」に乗り込むことができるように準備しているのです。

船の設計図は神の言葉でした。ノアたちは神が言われた言葉を正確に守って船を建造しました。洪水や動物の世話などを知らない彼らは、神が最善をご存知であることをひたする信じることが必要だったのです。

私たちの教会も神の言葉が設計図です。妥協せず、混ぜ物をしないで、純粋な神の言葉で教会を建て上げていきましょう。

3、ノアは宣べ伝えた。

ノアたちは船を建造しながら、その時代の人々にやがて雨が降り、洪水が起こること、神の裁きが始まること、船に乗り込むならば救われるということを伝え続けました。しかしノアの家族のほかは誰一人として信じて救われる者はありませんでした。

私たちもこの地で教会を建て上げながら、イエス・キリストの福音を伝えています。家族が入り、1人でも多くの友人、知人がこの「救いの船」に乗ってくださるように願っています。

私たちを愛し、いつも最高のものをくださる神を信頼し続けることが必要です。

素晴らしいことをしてくださる神が、この「救いの船」に招いてくださっていることを信じて歩んでまいりましょう。

今週の暗証聖句

信仰によって、 ノアは、 まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき、 恐れかしこんで、 その家族の救いのために箱舟を造り、 その箱舟によって、 世の罪を定め、 信仰による義を相続する者となりました。ヘブル11:7

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする