2021.05.02
ピリピ人への手紙3章12-14節
パウロはこの手紙を獄中で書きました。ローマ帝国という世の権 威だけでなく、教会内部にも、彼を誹謗中傷するグループ(にせク リスチャン)がいました。そのような状況のなかで、彼は確かな望 みを持ち、決して人生を諦めなかったのです。
人生を諦めないために…
1、ゴールから目を離さない
3:14 キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るた めに、目標を目ざして一心に走っているのです。 ゴールとはすなわち永遠のいのち、神様と一緒にすごすところ、 天の御国のことです。
私たちの人生に起こる様々な出来事は、通過点に過ぎません。大 切なことは確かなゴールを目指して走ることです。多くの人は、 通過点のほうが、ゴールより大きく見え、自分がどこに向って 走っているのか分らなくなっています。
確かなゴールを見据えて、信仰のレースを走っていきましょう。
2、過去に縛られない。
3:13 すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かっ て進み、良いものであれ、悪いものであれ、過去に縛られていてはゴールを目指 すことはできません。多くの人が、あまりにも重い過去に足をとられ、まっ すぐにゴールを見ることもできず、レースを諦めてしまいます。 パウロにも、教会を迫害したという過去がありました。しかしそのことで縛 られることなく、彼は信仰者のレースを走り続けました。何故でしょうか。 彼は自分がイエス・キリストに捕らえられていると知っていたからです。 私たちは誰一人として、そのままの姿で神様の前に出ることはできませ ん。しかしイエス・キリストの血潮によって、罪、汚れ、恥がすべて洗い流 されました。神さまの子となることができたのです。
うしろのものに足をとられずに、まっすぐ前に向って走り続けましょう。
3、一緒に走ってくださる方を忘れない
マタイ28:20 見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがた とともにいます。
私たちのレースは孤独な一人ぼっちの旅ではありません。聖霊がいつも 私たちとともにいて、私たちを励まし、慰め、強めてくださいます。 聖霊に満たされて、この信仰のレースを走り続けましょう。
今週の暗唱聖句
今、私たちは鏡にぼんやり映るものを見ていますが、その時 には顔と顔とを合わせて見ることになります。今、私は一部 分しか知りませんが、その時には、私が完全に知られている のと同じように、私も完全に知ることになります。1コリン ト13:12