2019.08.11
十戒⑤
出エジプト記 20章1-17節
9戒 あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。
10戒 あなたの隣人の家を欲しがってはならない。・・・
物の見方を変えよう!!!
1、 私たちは他の人を理解しなければならない。
この戒めは、一義的には裁判でうそを言ってはならないということになります。自分に有利になるように偽証する。相手を陥れるためにうその証言をすることです。積極的な意味での悪いうそ。悪意を持った偽りの証言ということになります。
思えば、イエス・キリストも、悪意に満ちた偽りの証言で裁判にかけられ、十字架に架けられました。
しかし一般社会のなかでは、人は積極的にうそをつくだけでなく、本当の意味で人を理解しないために色々な問題が起こります。
偽りの証言をしてはならないという意味のなかには、他人の行動について誤った判断をして,人を滅ぼすことも起り得るということを戒めている意味があるのです。
この後のイスラエルの民の旅は、よく理解しないままにうわさ話に流され、神様の祝福を失ってしまった民の姿が描かれています。
私たちは、簡単に人を決め付け、裁いてしまう前に、本当にその人を理解しているかどうか、自分の目に曇りがないかを吟味する必要があります。
聖書は人を理解する鍵は謙遜であると教えています。
それゆえ、神に選ばれた者、聖なる、愛されている者として、あなたがたは深い同情心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。コロ3:12
物の見方を変えましょう。自分はいつでも正しい。人が間違っているという考えを捨てて、正しく人や物事を見ることができるように、心の目の曇りを謙遜によって取り除いていきましょう。
2、自分と人を比べない。
人と自分を比べると二つのことにしかなりません。傲慢になるか。妬むかです。聖書はその両方とも罪であると教えています。何故ならそれは自己実現の道であり、いつまでたっても満足することにはならないからです。
いのちを与えてくださる神は、信じる者のすべての必要を満たしてくださいます。神様が必要を満たしてくださるということを知らない人、信じられない人は他人を羨み、妬み、欲しがります。
神様は一人ひとりに必要なものをご存知で、与えてくださいます。
神を信じるなら、人と自分を比べることはやめるようにしましょう。
そしてすべてを与えてくださる神様を信頼していきましょう。
私たちすべてのために、ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。ローマ8:32