その202 十戒③

2019.06.30

十戒③ 

出エジプト記 20章1-17節

5戒 あなたの父と母を敬え。・・・

6戒 殺してはならない。

いのちは神のものである!!!

1、いのちは神が与えてくださったもの。

「いのちは誰のもの?」この問いほど、今の私たちにとって重要な問題はありません。年間の自殺者が13年続けて3万人を越える国に、私たちは生きています。医学の進歩は今まで考えもしなかったような、新しい課題を私たちに突きつけています。人間はどこまでいのちを操作することが許されているのでしょうか。

神の霊が私を造り、全能者の息が私にいのちを与える。

                   ヨブ33:4

聖書は明確に、いのちは神様から与えられるもの。いのちの主権は神様にあることを教えています。

この十戒の中心に位置する第5、6の戒めは、この最も重要な問題に対して光を当てているのです。

2、いのちは父と母を通して与えられるもの。

この戒めは単に親を尊敬すると長生きできますよということなのでしょうか?よく読むといのちに関することであることが分かります。「あなたの神、主が与えようとしておられる地」で十分な祝福を受け、自分のいのちを十分に生かすことができると教えているのです。

その祝福の鍵は「あなたの持っているそのいのちは、私があなたのお父さんとお母さんを通してあなたに与えたものですよ。このことを忘れてはなりません。だから、あなたのお父さん、お母さんに感謝して、その向こうにある私を思い出しなさい。そうすれば、私が与えたいのちを、あなたは十分に生かすことができますよ。私が与えようとしている無限の祝福を受取ることができますよ。」という神様を信じることです。

お父さん、お母さんどちらがいなくても、私のいのちはありませんでした。人は誰かの存在なしには生まれることができないのです。そのことを想うならば、私たちは親に感謝し、敬うことができます。

3、いのちに区別はない。

神様から与えられたいのちに、自分、他人の区別はありません。どんな人の命も、神様が与えられたのです。私たちは自分、他人の区別なく、いのちを大切にしなければなりません。

神の霊が私を造り、全能者の息が私にいのちを与える。

                   ヨブ33:4

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