2017.01.08
ローマ人への手紙12章12節
今年一年、教会で掲げられる標語です。色々なことが起こる人生。良いこともあれば、良くないこともあるかもしれません。神様を信じている私たちは、状況、環境に流されない信仰という船に乗って、人生の嵐を乗り越えましょう。
1、希望を持って生きよう。
私たちはいつの間にか望みを持つことを怖れ、冒険を避け、現状維持に慣れきった人生を送ってしまいがちです。しかし聖書は明確に、私たちに希望を持って生きるように命じています。パウロが書いた手紙の受けとりては決して希望を持ちやすい環境にいたわけではありません。むしろ生まれたばかりの教会、信仰者として、社会のなかでさまざまな困難のなかにあったのです。しかしパウロはそのような人たちに望みを持って生きるよう励ましています。勿論その望みはキリストから来ます。どんな状況、環境のなかにあっても、私たちはイエス様と一緒にいるならば、希望を持って生きることができます。しかもパウロは「望みを抱いて喜び」と、喜ぶようにも勧めています。本来ならば望みが叶ったときに喜ぶものですが、そうではなく、それが実現する前から、望みつつ、喜ぶのです。それが信仰者の人生です。私たちもこの一年を望みを持って生きていきましょう。
2、苦しみを乗り越えよう。
次に書かれているのが「患難に耐え」という言葉です。私たちは、生きている以上、苦しみを避けて通ることはできません。大なり小なり、苦しみ、痛み、悲しみに直面することがあります。この一年のなかで、それを体験する人がいることでしょう。勿論そんなものはないにこしたことはありませんし、ないほうが良いのですが、パウロもここで、信仰者はしっかりとその苦しみにも向き合わなければならないと励ましています。鍵はいつも一緒にいてくださるイエス様です。人間の力では乗り越えることのできない苦しみ、痛み、悲しみも、キリストとともに生きるなら、必ずそれに打ち勝つことができるのです。
3、祈ろう。
結局のところ、希望をもって喜び、あらゆる苦しみに対処する唯一の方法は、祈ることしかありません。私たちは祈りを通して、キリストに近づき、キリストの思いを自分のものとし、自分ではなく、キリストの御思いが、実現するようにと、求めることができるようになります。日々祈る信仰者を目指しましょう。
この一年私たちは大いなる希望を持っていきましょう。尽きることのない喜びが溢れてくる体験をしていきましょう。苦しみ、痛み、悲しみがあっても、キリストにある勝利を体験しましょう。そして日々祈りに励む者となりましょう。祈りによってキリストに近づき、キリストの思いを自分のものとし、その愛によって生きる者とされましょう。
今週の暗証聖句
信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。
へブル11:1