その266 愛の帯によって

2025.01.05

コロサイ人への手紙3章14節

2025年がスタートしました。今年も私たちの世界は危険と絶望があふれ、どのように解決したらよいのか分からない問題があふれています。

世界にあふれている解決不能の問題に対して、聖書が提示している唯一の解決の手段は愛ということができます。

1、愛は神と人を結ぶ帯

人間の苦しみの根源は罪です。罪とは人間を愛し、命を与えてくださった神との断絶です。この状態にある人間には何の希望も言い出すことはできません。世界に起こる様々な苦しみや問題はこの罪から来ています。

神は愛によって、失われた人間との絆を回復するために、御子イエスを地上に送ってくださいました。イエスの十字架と復活を信じる信仰によって聖霊が人間に与えられ、神様との絆が取り戻されたのです。神の愛が人間を結ぶ帯となったのです。

この一年も、イエス様を愛し、イエス様との結びつきを保ちましょう。

2、愛は人と人を結ぶ帯

たとえ聖霊をいただいた信仰者であっても、私たち人間は完璧ではありません。お互いに足りないところがあります。誰かに対して不平、不満が口から出てくる弱さを皆がもっています。聖書は私たち人間同士の問題の解決の最も重要なカギは愛だと教えています。夫婦の関係、親子の関係があらゆる人間関係の原点だとも教えています。

ともすると自分が正しく、相手が間違っていると決めつけがちな人間が、本当の意味で赦しあい、共存していくためには、キリストが十字架で示してくださった愛の姿に倣うしかないのです。

人と人を結び合わせる愛を求めましょう。キリストをかしらとする教会として、愛の共同体を目指してまいりましょう。

3、愛は最強の伝道の力

イエス様は最後の晩餐の席で弟子たちに、最大最強の伝道の力は、弟子たちが互いに愛し合うことだと教えられました。使徒の働き2章の最初の教会の姿は、まさに互いに愛し合う愛の共同体が、人々を引き寄せ、救われる人たちが毎日のように起こされる姿でした。

教会は神様が私たちに与えてくださった愛の共同体です。この共同体のなかで、人々は礼拝し、祈り、学びあい、主の霊も癒しと救いと解放をもたらしてくださいます。そして世の中で真理を求め、さまよっている人たちが、引き付けられていくのです。神と人を結び付ける愛の帯が用いられるのです。そのために、私たちは主の霊によって満たされる必要があります。

聖霊に満たされた愛の共同体を目指しましょう。そしてこの国に多くの救われた人々が起こされるリバイバルが始まることを求めていきましょう。それが世界の宣教へと広がることを求めましょう。

あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。もし互いの間に愛があるなら、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです。                          ヨハネ13:34-35

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